R&P JAGO製作記録
2004/11/21 車両引き上げ、全バラ開始
hidewwoの会社の友人からミッション50を作って欲しいとのオファーをいただいた。
予算と本人の希望から、DAXもしくはR&Pの古い車両を引き上げてこようという話に。11/21未明、ミズノオート常連のアルさんらと
ともに、ピクニックランドのガレセでR&P(\35,000也)を購入。早速バラしてみた。

(L)早速外装ならびにF周りを取り外し。
(R)その辺に転がっていたSR純正と思われるサスをぶっこんでみた。ケツが上がりすぎてチェーンの干渉が心配。

(L)転がっていたXR50S(?)のタンクとモンキーTLシート。なかなかイカすデザインになりそう。
(R)ホイールハブの錆落とし。

(L)エンジンも下ろす。ちょっと作業場散らかしすぎかな。
(R)今日はここまで。フレームも汚いなぁ…
2004/11/22 劇的リフォーム!ビフォアアフター
昨日に引き続きフレームを単品にして塗装を実施。

(L)Before
(R)After

(L)Before
(R)After
2004/11/27〜11/28 ホイールハブをビカらせろ!!
フレーム、スイングアームに続きホイールハブの汚れ落とし&塗装。
実は買ってきた車両、ノーマルのホイールリムが錆びまくっていて使用できない状態だった。Gクラフトのワイドリム(黒)を
使うことになったため、それにあわせてハブもブラックペイントを施す事に。

(L)とりあえずドラム内部だけ磨いた状態。
(R)オニのペーパーがけで塗装を全て落とす。綺麗だねぇ。

(L)マスキングを施してサフェーサーを吹く。
(R)ホイール用ブラックペイントを吹く。ビカビカに黒光りしている。
2004/12/08 黒リム到着
注文していたGクラフトの黒リムが到着。黒くて太くてなかなかヤラシイ雰囲気を醸し出す。
また、これに併せてオークションで購入したタイヤ(BRIDGESTONE JAGO)も到着。タイヤチョイスは散々迷った挙句純正パターンに
決定。このバイクの愛称の「JAGO」は純正タイヤの名称から名付けられた。

(L)届いた黒リム。純正と比較すると非常に軽い。
(R)ハブに合わせる。ネジが錆びてるのはご愛嬌。

(L)ハブに合わせる
(R)車体に組むとこんな感じ。なかなかカッコ良い!
2004/12/12 オイルフィルターを交換しよう
このバイク、外装はくたばっていたがエンジンのコンディションはかなり良好。
とりあえずオイルとフィルターくらいは交換しておきましょうって事でフィルター交換を実施した。
(本来ならば全てばらしてチェックしたい所だが、オーナーの予算の関係で割愛することに…)

(L)クラッチカバーを外し、フィルタを交換。写真右下の横長の穴の部分にフィルタがある。
(R)完成(笑)写真少なくてスイマセン。。
2004/12/12〜2005/02/13 電装ボックスの製作
ノーマル外装を使用しないため、電装BOXを製作した。これまた予算の関係で12V+バッテリーレ
スなどと言う改造は出来ず…
ボックス作成にあたり、スイッチ類の配線延長加工、キーシリンダが壊れていたため新品購入などがあり、
ここが一番大変なところだった。

(L)ジュラルミンの板。バイク屋に転がっていたため底板に使用。
(R)シート下スペースに合わせて切り出す。

(L)L型にアルミ板を切って合わせる。
(R)全ての面を合わせるとこんな感じ。

(L)各面をリベット留めしてキーシリンダを取り付ける。色々あってバッテリーのレイアウトを変更。
車体にタイラップ6本でぶら下げ(笑)何とか全て収まりました。
2005/02/20〜04/09 電装系仕上げ〜完成
何とか電装系が片付き、いよいよこいつの製作もクライマックス。
もはや予算を大きく上回ってしまっており、コスト削減のためにステー類などは殆どが自作。オーナー本人にも色々と手伝って
もらいながら作業を進めた。

(L)テールユニット。後に自重で破断してウインカーは移設された(笑)
(R)取り付けるとこんな感じ。ちょっとシャバいかな?

(L)Fウインカーは汎用ステーで。ヘッドライトはJAZZ用純正(ステーは自作)。メーターステーはアルさんが作った物をオーナー本人が加工。
(R)モンキー用のTLシート。あえてクラシカルなデザインのものをチョイス。

(L)表皮とウレタンを引っぺがし、スポット溶接も外す。その後リベットでステーを取り付け、ウレタン、表皮を張りなおした。
(R)ちょっと飛ぶけど完成!
あとがき
写真のある項目だけざらっと載せましたが、もちろん他にも基本的なことは色々とやっています。
ワイヤー類の交換、エンジンの塗装やら、キャブの清掃&セッティング、フォークオイル交換、各種インジケータLED化、
電気系トラブルへの対処等々…
結論として言えることは、カスタムには予想以上にお金がかかる!という事です。当初オーナーには10万あれば足りると話して
いましたが、結局トータルで15万近くかかってしまいました。仮に引き上げてきた車両をオーバーホールするだけならば、
9万円くらいで収まったと思われますが、外装を変えようとしてコマゴマとした出費が重なり、予算をオーバーしてしまった
のです。
低予算で作ったため、納得の行かない点(エンジンのチェックやら、電気系統ももっと何とかしたいやら…)も多々ありますが、
まぁ致命的な故障を起こさないレベルのマシンは出来たかなと思います。